来年2月に閉店する松本パルコな後利用を巡る協議が先週打ち切られたことについて、24日、松本市は市議会に説明しました。
議員からは、行政が関与する機会を逃したことを惜しむ声やパルコ側との良好な関係の継続を望む意見など出ました。
松本パルコの閉店後の活用について、松本市は上層階を年間3億円程度で20年借り上げて公共施設とし、下層階は商業施設として再開させる計画をまとめ、パルコ側と協議を進めてきましたが、先月の市長選挙で計画への賛否が分かれたことや、来年2月の閉店までに市側の手続きが進むか見通せないことなどを理由に、先週、協議は打ち切りとなりました。
これについて、市は24日、市議会の委員協議会で経緯を説明しました。
議員からは「松本駅前の井上百貨店の閉店も発表され、中心地の空洞化が懸念される。松本市の商都としてのまちづくりをの、行政に限らず考えていかないといけない」と訴えました。
又、他の議員からは「松本パルコ側と良好な関係を続け、情報収集をお願いしたい。パルコの後利用について情報をいち早くキャッチして欲しい」という要望が伝えられました。
市は、松本商工会議所等と、中心市街地のまちづくりの方向性について意見交換を進めることにしています。